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プロゲーマー・ナウマンさん|『磯山さやかのラジエール』深掘りアフタートーク!

プロゲーマー・ナウマンさん|『磯山さやかのラジエール』深掘りアフタートーク!

オープンハウスグループがサポートする、Podcast番組『磯山さやかのラジエール〜みんなのやる気を応援したい〜』(ニッポン放送)。MC磯山さやかさんが毎回、夢に向かって頑張るZ世代ゲストを迎え、「応援」や「挑戦」にまつわるストーリーをお聞きしています。本記事では、番組内では聞ききれなかったアナザーストーリーをご紹介! 第9回のゲストは、大手eスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」に所属するプロゲーマーで、2020年に世界規模の大会「EVO JAPAN2020」や「FAV CUP」で優勝するなどの経歴を持つナウマンさんです。

  • 磯山 さやか

    1983年茨城県生まれ。2000年グラビアアイドルとしてデビュー。現在、バラエティやラジオ、ドラマ、映画などマルチに活躍。ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」、フジテレビONE「プロ野球ニュース」などのレギュラーを持つ。6年ぶり最新写真集「and more」(講談社)が好評発売中。

    1983年茨城県生まれ。2000年グラビアアイドルとしてデビュー。現在、バラエティやラジオ、ドラマ、映画などマルチに活躍。ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」、フジテレビONE「プロ野球ニュース」などのレギュラーを持つ。6年ぶり最新写真集「and more」(講談社)が好評発売中。

  • ナウマン

    1996年5月23日千葉県生まれ。DetonatioN FocusMe所属プロゲーマー。スト6部門JeSU公認プロライセンス保有者。「EVO Japan 2020」スト5部門優勝者。2019年に大学を卒業し、そこからプロゲーマーとしての道を歩み始める。名前の由来はプレイヤーネーム決定時に、たまたまナウマンゾウのニュースが流れていたこと。

    1996年5月23日千葉県生まれ。DetonatioN FocusMe所属プロゲーマー。スト6部門JeSU公認プロライセンス保有者。「EVO Japan 2020」スト5部門優勝者。2019年に大学を卒業し、そこからプロゲーマーとしての道を歩み始める。名前の由来はプレイヤーネーム決定時に、たまたまナウマンゾウのニュースが流れていたこと。

プロゲーマーは、孤独な仕事じゃない。仲間とシーンそのものを盛り上げていく醍醐味

―おつかれさまでした! 収録はいかがでしたか?

ナウマンさん:今日は喋りがメインになるので、実はちょっと不安だったんです。磯山さんもきっとゲームの話はわからないことが多かったと思うのですが、僕の話をすごく深掘りしたり広げてくれたりしてくださって、そこにもうプロを感じました。おかげさまで話したいことはしっかりお伝えできました!

磯山さん:良かったです! ナウマンさんは、とにかくゲームが大好きで楽しく目標に向かって頑張っているんだなということがひしひし伝わってきました。ゲームへの愛の大きさがやっぱりプロだなあと思いましたね。あと、プロゲーマーって「孤独な戦い」みたいなイメージがありましたが、「みんなでシーンを底上げしてくぞ!」っていう空気感があったり、ゲーマー同士で交流があったりするのが意外でした。

―ナウマンさんも、大学の格ゲーサークルで活動したり、秋葉原のe-sports SQUAREに通われたりしながら、多くのゲーマーたちと切磋琢磨されてきました。プロゲーマーになるうえで、仲間がいることは大切だと思いますか?

ナウマンさん:僕にとってはすごく大切でしたね。オフラインのコミュニティを知らなかったら、ここまでゲームにハマることは絶対になかったです。そもそもゲームのプロシーンができたのは本当に最近のことで。サッカーや野球のように、もともとあるプロシーンを目指すというよりも、楽しくて続けていたら結果的にプロになっていたという人がほとんどなんです。

趣味なら「負けても次がある」で良いけれど、プロは「勝たなきゃいけない」という責任が必要

―収録では、ナウマンさんはご自身のことを「安定志向だった」とお話しされていましたが、大学卒業後に就職ではなくプロゲーマーというかなり挑戦的な道に進んでいますよね。

ナウマンさん:結果的にそうなってしまいました(笑)。でもプロゲーマーになるまでは本当にめちゃめちゃ安定志向で、大学受験も絶対落ちたくないから、指定校推薦を狙って定期テストだけ頑張る、みたいな感じでした。大学生の時も一応就活をしていたんですが、「やっぱり僕のやりたいことはゲームだ、チャンスを掴むなら今しかない!」と思って、思い切ってプロの世界に飛び込みました。プロゲーマーになるって決め切るまでには、すごく時間がかかったし僕の中では一大決心でしたね。

―もともと安定志向だったら尻込みしてしまいそうですが、プロゲーマーになるという大きな決断ができたのはなぜですか?

ナウマンさん:それだけゲームに入れ込んでいたからですかね。収録でも話しましたが、僕にとってゲームは人生を賭けたいと思えるくらい大きい存在で。ゲームほど夢中になれるものに、それまでの人生で出会っていなかったんです。だから、逆に「ゲームって、安定志向の俺がここまで悩むものなのか?」と気づいた時に、振り切れました。「だったらもう満足いくまでやろう」って。新しい自分が出現してきた感覚でした。

磯山さん:ナウマンさんのお話を聞いていて、やっぱりゲームを心底愛している人が結果的にプロになるんだなって感じました。そして、目標を達成するためには、ナウマンさんのように思い切って一歩踏み出さないといけない。私も「とりあえずやる」っていうのがモットーなので、やっぱり思い切って決断することは大事なんだなって思いました。

―プロゲーマーになると決意してからは、自分でチームに売り込みをしていたというナウマンさん。プロゲーマーになるためにやらなきゃいけないことをこなしていく中で挫けることはありませんでしたか?

ナウマンさん:僕の場合、子どもの頃からやらなきゃいけないことをやったあとにゲームをするのが当たり前だったんです。だから、特に違和感は感じずにやるべきことをやっていました。きっと僕の成績がめちゃくちゃ悪いうえにゲームばっかりやっていたら、さすがに親からストップが入ったと思うんですけど、テストで良い点を取って成績をキープしながらゲームをやりまくっていたんですよ。やるべきことを当たり前にやるのは、何をするうえでも前提かなと思います。

―純粋に楽しんでゲームをしていた幼少期とプロになった現在で、ゲームに対するモチベーションの変化はありましたか?

ナウマンさん:やっぱりプロになってからは勝たなきゃいけないっていう責任感が生まれました。とにかくプロゲーマーとしての生活を続けたいんです。そのためにも楽しんでいるだけではダメだなと考えています。趣味でゲームをやっているなら大会で負けても次があるし、辛かったら辞めれば良いじゃないですか。でも、やっぱりプロになってからは勝ち負けにメンタルが持っていかれますし、浮き沈みもあります。プロとして活動していくなら、辛くても辞めちゃいけないとも思います。

―メンタルが落ちてしまった時はどうやって自分を鼓舞しているのですか?

ナウマン:負けるのは自分に良くないところがあるからなので、自分のプレイ動画を見直してめちゃめちゃ反省します。そこから問題点を見つけて分析して、とにかく練習するしかありません。問題点を洗い出して、意識ながら練習して苦手を一つ一つ潰してさえいけば、絶対に良くなっていきます。昔クリアしたはずの課題が、時間が経ってまた浮上してくることもあるので、「三歩進んで二歩下がる」みたいにちょっとずつ前進するのが大事だなって思います。そうやって練習を重ねて大会で勝てた時の達成感や快感は他では味わえません!

仲間と意見交換し合うことは楽しいけれど、キャラクター選択だけは自分のこだわりを譲らない

―ナウマンさんは「人のアドバイスを一旦受け入れる」ということを大切にされているそうですね。その柔軟さはどこから来ているのでしょうか?

ナウマンさん:もともとの気質もありますが、ゲームをやっていると人にアドバイスをもらう機会が多いからですかね。ゲーム仲間のコミュニティでは、コミュニケーションの一環として、みんなで試合や戦い方についてアドバイスし合っていたので、それが楽しかったんですよね。実際に意見交換していると、「確かに、この人の言う通りだな」と思うことも多いんです。でも、キャラクターの選択だけは、人の意見を聞くのではなく、自分の好きなキャラクターを使うことにこだわり続けています。「こっちのキャラ使ったほうが良いんじゃない?」みたいなことも言われるんですけど、自分のモチベーションが一番上がるキャラクターを使って勝ちたいんです。

磯山さん:年齢や経験を重ねると、なかなかアドバイスってされなくなっていくから、アドバイスがもらえる環境にいるっていうのはすごくありがたいことですよね。

―大学生の時から変わらず、ゲーム仲間や先輩プレイヤーの存在に背中を押されているんですね。

ナウマンさん:そうですね。特に同世代のプレイヤーは特に仲が良いので、その存在に鼓舞されています。同年代が試合で勝っているのを見るのもうれしいし、自分も勝たなきゃっていう気持ちにさせてくれます。あとは配信中に寄せられる視聴者からのコメントも、ネットならではのフランクさで応援してくれていて、僕にとってはすごく心地良いし、力になります。

磯山さん:みんなで戦っている感じで、すごく良い関係ですよね。私も、同年代のデビュー組や近い年代のタレントさんが頑張っているのを見るとすごく励みになります。

夢を理由に好き放題するのは違う。やるべきことをまずやって、プラスアルファでやりたいことをする

―今後プロゲーマーとして成し遂げたいことはありますか?

ナウマンさん:最近はeスポーツやゲームが世の中に受け入れられるようになってきたので、より多くの人に広めていきたいです。将来的には、プロゲーマーという職業が、プロ野球選手やプロサッカー選手などメジャーなスポーツと匹敵するくらいの存在になったら良いなと思っています。あとは、業界の一員として、セカンドキャリアを模索することも必要だと感じます。格闘ゲームシーンは比較的新しいので、現役を引退した人がまだいなくて。ロールモデルとなる人がいないので、そもそも引退したらどうなるのかって誰もわからないんですよ。もちろん、年齢問わずゲームができれば引退する必要はありませんし、自分に価値があればプロゲーマーとしての活動は続けられるとは思います。でも引退して次のステージに、コーチや実況者みたいな職業があるのかとか、どういう関わり方や働き方ができるのかを、僕らが探していかないといけないと思っています。

磯山さん:素敵です。少し前に比べたらかなり認知度が上がっているけれど、今回のラジオを通じて、もっと多くの人に知ってもらえたら良いですよね。

―最後に、今夢を持っている人や何かに挑戦しようとしている人に向けてアドバイスをお願いします。

ナウマンさん:一つの目標に集中するのはすごく良いことだと思いますが、とはいえ、やるべきことはやるのが大事かなと。プロゲーマーになりたいからといって、学生なのに勉強もせずにゲームばかりやっているのは、僕はあまり良くないと思うんですよ。当たり前にやらなきゃいけないことをやって、そのプラスアルファで自分がやりたいことをする。それによって自由がきかないと感じることもあると思いますが、それでも目標や夢を叶えるために、まずはやるべきことをやっていきましょう!

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