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心理カウンセラー・中元日芽香さん|『磯山さやかのラジエール』深掘りアフタートーク!

心理カウンセラー・中元日芽香さん|『磯山さやかのラジエール』深掘りアフタートーク!

オープンハウスグループがサポートする、Podcast番組『磯山さやかのラジエール〜みんなのやる気を応援したい〜』(ニッポン放送)。MC磯山さやかさんが毎回、夢に向かって頑張るZ世代ゲストを迎え、「応援」や「挑戦」にまつわるストーリーをお聞きしています。本記事では、番組内では聞ききれなかったアナザーストーリーをご紹介! 第5回のゲストは、乃木坂46を卒業後、心理カウンセラーとして活躍されている中元日芽香さんです。

  • 磯山 さやか

    1983年茨城県生まれ。2000年グラビアアイドルとしてデビュー。現在、バラエティやラジオ、ドラマ、映画などマルチに活躍。ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」、フジテレビONE「プロ野球ニュース」などのレギュラーを持つ。6年ぶり最新写真集「and more」(講談社)が好評発売中。

    1983年茨城県生まれ。2000年グラビアアイドルとしてデビュー。現在、バラエティやラジオ、ドラマ、映画などマルチに活躍。ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」、フジテレビONE「プロ野球ニュース」などのレギュラーを持つ。6年ぶり最新写真集「and more」(講談社)が好評発売中。

  • 中元日芽香

    1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学卒業。日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。2011年からアイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年卒業。自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。

    1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学卒業。日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。2011年からアイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年卒業。自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。

カウンセリング活動の妨げになるのではと思っていたアイドル経験が、カウンセラーとしての強みに

ー収録おつかれさまでした! 磯山さんもカウンセリングを受けた経験があるとのことで、共鳴されている場面が多かったですね

磯山さん:何だか溶けそうなほど優しく包みこんでくださって。でも優しいだけじゃなく、所々で「そうだ!」と心に響く言葉もあり、まるで実際にカウンセリングを受けているかのようでした。

中元さん:ありがとうございます。過去のゲストの方々とは少し違った雰囲気だったでしょうか(笑)。力強い応援の仕方もありますが、今日は私らしく、背中をちょんっと押すような応援ができていたら良いなぁと思います。

ー中元さんご自身も、カウンセリングを受けたことがきっかけで心理カウンセラーの道を志したそうですね。改めて、どのような部分に惹かれたのか教えてください。

中元さん:アイドル時代に心身のバランスを崩して活動をお休みしていた時、カウンセリングをすすめられたのですが、最初は「人に話すだけで何か変わるのかな?」と半信半疑だったんです。でも、実際にお話が終わったらすごく心が軽くなっていて感動したことを覚えています。人に喜びや感情を与えることは、アイドル時代に経験していたけれど、対話をもってその人の心にアプローチできるという点は、他のお仕事にはなかなか無い部分だなって思って。心を扱うって繊細だけれど、すごく素敵で、惹かれましたね。

ーアイドルから心理カウンセラーという大胆なキャリアチェンジをされた中元さんですが、苦労したことや壁に直面したことはありましたか?

中元さん:カウンセラーになるまでというよりも、どちらかというと、始めてからの方が悩むことが多かったです。「元アイドルの私は、一般的なカウンセラーとちょっと違うのかな」とか、「アイドルだった経歴がネガティブに映るんじゃないかな」とか、そういう葛藤がしばらくありましたね。

ーそうした部分は、実際に心理カウンセラーとして仕事していく中で、徐々に変わっていったのですか?

中元さん:はい。 最初の頃は「このジャンルの相談に強いカウンセラーです!」と専門性を掲げることができなかったんです。でも逆に「まんべんなくどんな話でも聞きますよ」という柔軟さが、自分の一つの強みなんじゃないかということに気付いて、そこからだんだんと自信がついてきました。

磯山さん:アイドルとしての経験も活きているとおっしゃっていましたよね。

中元さん:そうなんです。アイドル時代に多くの方と関わってお仕事をしてきたので、緊張せずにおしゃべりするのに慣れていたのと、もともと人を喜ばせることがモチベーションになる性格だったのが、カウンセラーの仕事とうまく融合して。「あの時の経験が、ここに生きてくるんだ!」っていう気づきがありましたね。また、大学時代のゼミの教授に「芸能活動をやっていたからこそ、他のカウンセラーにはできない発信ができるよね」と言ってもらえたことも自信になっています。今は自分にしかない特性を生かして、カウンセリングの入口のような存在になれたら良いなと思っています。

自分軸で生きる強さと、他人軸を取り入れる柔軟さ。バランスを意識することで、道が開ける

ー中元さんのお話を聞いていると、他人と比べずに自分が選んだ道を正解にしようと努力することが、挑戦への大きなパワーになっている気がします。

中元さん:ある意味、負けを認めることができるようになったのかもしれません。地元の広島にいた時は、勉強も歌もできる方だと思っていたけど、乃木坂46に入ってからは選抜に選ばれなかったり、周りにダンスや歌のスキルを追い越されそうになったり、「悔しい!」って思うこともありました。でも、歳を重ねるごとに誰かと自分を比べなくても良いんだって思えるようになってきて、ちょっと楽になったんです。

磯山さん:他人と比べるより、自分と向き合うことに時間を使う方が大切ですよね。難しいかもしれないけれど、一旦自分のネガティブな面を受け入れることでさらに前進できる。そういうタイミングにこそカウンセリングが効きますよね。

中元さん:そうですね、カウンセリングって鍼治療で言うところの一番ズンッとくる場所を押す行為というか。ここが原因ですごい生きづらかったのね、というポイントを1人で見つけるのは難しいし、痛いってわかってたら押したくないけれど、プロと一緒だったらちょっとつついてみていいかなって思えるかもしれません。

ー中元さんには、自分軸という強さがありながら、他人の意見を聞き入れるしなやかさも感じます。その柔軟性はどうやって身につけたんですか?

中元さん:私の場合はしなやか過ぎる性格が先にあって、それゆえアイドル時代に、本当の心の声に気付けなかったんです。そこから、自分の声を聞くことを意識して今のバランスになっていったんですね。私のように他人の意見は聞けるけれど自分軸がないという方は、何がしたいか・したくないかを自分に問いかけたり、仮にでもいいから1個目標を定めてみて、それに取り組む中で自分を知っていったりするのも良いと思います。

逆に自分軸が強くて他人に合わせることが苦手な方は、読書やいろんな人とのコミュニケーションを通して、外の考えも意識して取り入れてみるとか。1日、2日で自分を変えることはできないので、本当にちょっとずつ、ちょっとずつから始まるんだと思います。

10代20代の貴重な時期に、アイドルという生き方を選択した人たちをリスペクトしている

ーアイドル時代も心理カウンセラーになってからも周りからの応援が力になっていたと思いますが、中元さん自身がいま応援しているものはありますか?

中元さん:ぼんやりと温かい目で見守っているのは、やっぱり現在アイドル活動をしている皆さん。10代20代の貴重な時間を使って、アイドルという生き方を選択したことをリスペクトしているし、きっと犠牲にしたものもあったかもしれないから、その分楽しんで健やかに活動できていられたらいいな、と思いながらいつも見ています。

磯山さん:優しい……。私も「本職グラビアです」と胸を張ってやっている後輩たちを見ると本当に応援したくなります。彼女たちが悩んでいたら、「最終的に自分がどうなりたいかを考えてから、今の行動をしてね」って伝えたりしていました。じゃないとちょっと迷走しちゃうというか。中元さんも言っていた通り、大切なのは「自分が将来どうなっていたら幸せか?」ということだと思うんです。

中元さん:うんうん。努力しても結果がついてこなかったりすると余計に、目先の成功のために動いてしまうこともあるかもしれないですよね。でも自分はどうなりたいか、頑張った先にどんな楽しいことが待っているかと明るい未来を想像して、心の声を聞いて、やりたいことをやっていく。何十万部も売れた自分が気に入ってない作品より、「私最高!」って思える作品を作る方が一番の幸せですよね。

磯山さん:本当にそうだと思います! 私も「こうなりたい」があったからこそブレずに進むことができて、今があるから。

ーどんな自分になりたいかって、考えてもなかなかピンと来ない人もいると思うんです。どうやったら見つけやすくなると思いますか?

中元さん:私ってやりたいことがいっぱいあるように見えると思うんですが、実はあんまりそうでもなくて。ただ「やりたくないことは何?」と聞かれたら結構明確に出てくるんです。だから消去法で、こう見られたくない、こんなふうに生きるのは嫌だ、ということから絞っていく方法も良いんじゃないかなと思います。

毎日200%じゃなくても、時には休憩しながら健やかに走り切りたい

ー中元さんはこれからも心理カウンセラーのお仕事を続けていきたいということでしたが、その中で挑戦してみたいことはありますか?

中元さん:大きなことを言うようなのですが、私のことを知って自分もカウンセラーになりたいなとか、心理学勉強してみたいなっていう方が時々クライアントさんの中にいらっしゃったりするんですよね。カウンセリングを受けてくれる人だけじゃなく、カウンセリングができる人も増えていって、需要と供給が一緒に上がっていったら素敵なんじゃないかな、なんてことを考えています。磯山さんは何かありますか?

磯山さん:私は、タレント界の下位打線を頑張ってみようかなって思ってます! アラフォーってバラエティーの中でのポジションも難しくて、上に振り切ることもできない、下には若手もいっぱいという中間管理職。だから野球の打順でいうところの6、7番のように、花形のクリーンナップを活かすような働きをしたいですね(笑)。

中元さん:例えば何か番組の収録が終わって、全員は気づかないかもしれないけど、実は磯山さんのこのナイスプレーがあった! というような感じですかね。すごくカッコいいです!

磯山さん:ありがとう!! そうなんですよ。目立たない所で頑張ってる人たちもいるんだなって、気付いてくれる人がいるだけでもうれしいですし、そう言われるように頑張りたいです。さすが先生です!

中元さん:いえいえ。これを読んでいる皆さんも、今の頑張りが自分の思い描いている未来に繋がっていると信じて、ゆっくりでも歩みを止めないで進んでいってほしいですね。私も毎日200%で走れるタイプではないので、休憩を入れてあげながら、時には「自分、頑張ったよね」と褒めてあげながら、健やかに走り切ることができれば良いのかなって思います!

誰かの「かなえたい」を応援したい。

がんばる皆さんの想いに寄り添うサポート活動、
それがO-EN HOUSE PROJECTです。