2025年1月19日(日)、明治神宮野球場に障がいのある子どもたちが集まり、プロ野球OBを含む、東京ヤクルトスワローズベースボールアカデミーのコーチから野球を教わるイベントが開かれました!
イベントの名前は「O-EN KIDS チャレンジ – 野球アカデミー」。スポーツに挑戦したいという夢を持つ子どもたちに、安全で楽しくスポーツを経験できる機会を提供する「O-EN KIDS チャレンジ」の第1弾として、東京ヤクルトスワローズと東京都TEAM BEYONDの協力のもと実現しました。
オープンハウスグループの「挑戦する人や組織を応援する」という企業姿勢を体現するイベントの様子をレポートします。
<イベント概要>
【O-EN KIDS チャレンジ – 野球アカデミー】
主催:株式会社オープンハウスグループ
協力:東京ヤクルトスワローズ
後援:東京都TEAM BEYOND
日時:2025年1月19日(日)10時から12時まで(受付開始:9時30分)
場所:明治神宮野球場
目次 / CONTENTS
挑戦が笑顔をつくるはじめての野球アカデミー
当日は、快晴ながらも冷え込む中、東京ヤクルトスワローズのキャップを被った子どもたちが、少し緊張した面持ちで「野球アカデミー」に臨みました。
開会式では、チーム分けや当日のプログラムの説明が行われました。度会 博文ヘッドコーチからの「よろしくお願いします!」という呼びかけに、子どもたちが元気な声で返事をし、いよいよアカデミーがスタート!
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コーチ紹介の後、全員で準備体操を実施。大きな掛け声とともに体を動かすうちに、子どもたちの表情もリラックスし、会場全体が和やかな雰囲気に包まれました。
今回の「O-EN KIDS チャレンジ」は、合計20名の子どもたちが参加。スワローズOBや経験豊富なコーチの指導のもと、野球の基本プレー(キャッチボール、ティーバッティング、ストラックアウト、ベースランニング、ノック)をローテーションで体験しました。
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キャッチボール
つば九郎の的を目がけて一生懸命ボールを投げる子どもたち。コーチの丁寧な指導に耳を傾ける表情は真剣そのもの。そのかいあってか、投げるたびにみるみる上達していきました。
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ティーバッティング
コーチが一人ひとりに寄り添い、手を添えながら体の動かし方を指導。芯に当たった時の「ナイスバッティング!」「村上選手みたいだね!」という声かけが、子どもたちの自信につながっているようでした。
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ストラックアウト
それぞれの体格に合わせて距離を調整して実施。子どもたちは、的に当たるかどうかで大騒ぎ。見事にパネルを打ち抜くと喜びの声を上げてコーチや保護者とハイタッチ。外れると悔しがりながら、次の一球を投げたくてたまらないという表情。ギャラリーの「おしい〜」という声がけのなか、温かい雰囲気で楽しみました。
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ベースランニング
初めてのベースランニングは発見の連続。想像以上の距離に驚きながらも、しっかりとベースを踏んで走り切りました。保護者からの励ましの声が飛び交い、ゴール時には「ナイスラン!」と労い合う姿も。参加者同士が勇気づけ合うことで、会場に一体感が生まれました。
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参加者の笑顔が示す、挑戦の大切さ
「O-EN KIDS チャレンジ – 野球アカデミー」に参加した子どもたちとその保護者の方々から、様々な感想をいただきました。今回のレポートでは、参加者を代表して吉次様の声をご紹介。障がいのある子どもたちがスポーツに親しむ機会の意義について語っていただいた他、このイベントに関わった関係者からのコメントもご紹介します。
参加者の声
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― 参加していかがでしたか
母:吉次 真理子さん
本当に楽しかったです!参加した周りの皆さんも「こんなに楽しいなんて!」って感動していました。神宮球場で、しかもプロのコーチに直接教えてもらえるなんて、とても贅沢な時間でしたね。コーチが少しアドバイスするだけで、上達していく姿を見て、参加して本当に良かったなって思いました。
― 「O-EN KIDS チャレンジ – 野球アカデミー」についてどう思われますか?
野球やサッカーなどのチームスポーツには興味があるものの、結果で他の子の足を引っ張ってしまったり、ルールが分からずに他の子の迷惑になったりしてしまうのではないかを考えてしまって、健常な子どもたちに混ざってやるというのは不安があります。
ですから、「O-EN KIDS チャレンジ – 野球アカデミー」を通じて、チームスポーツに挑戦する機会をいただけてとてもありがたかったです。
父:吉次 聖志さん
今日参加された子どもたちは、皆さん障がいをお持ちのはずですが、野球アカデミーを親子ともに本当に笑顔で楽しまれていました。親御さんが楽しんでいないと、子どもたちも心から楽しむことは難しいと思います。そのため、このイベントは親子双方にとって非常に意義深いものだと感じました。今後も同じ形式でなくとも、ぜひこうしたイベントや取り組みを継続していただきたいと思います。
― 楽くんは、参加してどうだった?
参加者本人:吉次 楽くん
バッティングが楽しかった!
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【協力・後援者のコメント】
東京ヤクルトスワローズベースボールアカデミー:度会 博文さん
子どもたちが楽しそうに野球をしている姿を見ていると、こちらも自然と笑顔になり、逆に元気をもらっているような感じです。少し説明するだけでどんどん上達していくので、その成長の速さには本当に驚かされます。障がいの有無にかかわらず、まずは体験を通して野球の楽しさを知っていただき、多くの子どもたちに野球の魅力を感じてもらえることを願っています。
東京都TEAM BEYOND :武川 博音さん
パラスポーツ応援プロジェクト「TEAM BEYOND」は、オープンハウスグループ様と連携してパラスポーツの振興に取り組んでいます。子供たちに大人気の野球。車いすや義足の子供たちも伸び伸びと体を動かしていました。初めはバットにボールが当たらなくても、アカデミーのコーチ陣によるレクチャーでボールが飛ぶようになります。短時間での上達ぶりに本人も保護者も大喜びする姿が印象的でした。障がいのある子どもたちが何にも遠慮することなく思い切り体を動かせる場所が増えるよう、今後も皆さんと共に活動していきます。
すべての子どもたちの挑戦がつながる未来へ
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「O-EN KIDS チャレンジ – 野球アカデミー」の開催を通じて、障がいのある子どもたちと共に新しい挑戦の機会に立ち会えたことを大変嬉しく思います。子どもたちの生き生きとした表情や、保護者の方々の喜びの声を聞き、このイベントが持つ意味の大きさを改めて実感いたしました。
オープンハウスグループは、「挑戦する人を応援する」という理念のもと、今後もスポーツを通じてさまざまな形で支援を続けてまいります。すべての子どもたちが自分の可能性に挑戦できる社会の実現に向けて、今後も様々な取り組みを進めてまいります。
今回のイベントにご協力いただいた、東京ヤクルトスワローズ様、東京都TEAM BEYOND様、そして参加してくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。これからもO-EN HOUSE PROJECTは、挑戦するすべての子どもたちを応援し、その挑戦が未来をつくる力になるよう、取り組みを続けてまいります。
誰かの「かなえたい」を応援したい。
がんばる皆さんの想いに寄り添うサポート活動、
それがO-EN HOUSE PROJECTです。
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