2026年3月26日(木)、明治神宮外苑 室内球技場で、障がいのある子どもたちが野球に挑戦する「O-EN KIDS チャレンジ – 野球アカデミー」が開催されました。オープンハウスグループの「挑戦する人や組織を応援する」という企業姿勢を表すこのイベントは、子どもたちがさまざまな体験を通じて探求心を育み、挑戦することで明るい未来をつくっていくことを応援する取り組みです。
2025年1月の開催に続いて2回目となる今回も、東京ヤクルトスワローズ ベースボールアカデミーのコーチたちが指導にあたり、東京ヤクルトスワローズと東京都TEAM BEYONDの協力のもと、子どもたちが楽しく野球を体験しました。そのイベントの模様をレポートします。
<イベント概要>
【第2回 O-EN KIDS チャレンジ – 野球アカデミー】
主催:株式会社オープンハウスグループ
協力:東京ヤクルトスワローズ・東京ヤクルトスワローズ ベースボールアカデミー・東京都TEAM BEYOND
日時:2026年3月26日(木)
場所:明治神宮外苑 室内球技場
▶︎第1回 O-EN KIDS チャレンジ – 野球アカデミーはこちら
目次 / CONTENTS
野球を通じて挑戦する喜びを分かち合う
イベント当日は、あいにくの雨。当初予定していた明治神宮野球場から会場を変更し、室内球技場での開催となりました。それでも、子どもたちの顔は晴れやか。東京ヤクルトスワローズ ベースボールアカデミーのキャップをかぶり、グローブを早々とつけた12名の子どもたちが、球技場に集合しました。

開会式では、イベント主旨やプログラムの説明、コーチの紹介が行われました。その後、全員そろって準備体操を行うと、東京ヤクルトスワローズの元投手で、現在は東京ヤクルトスワローズ ベースボールアカデミーのコーチを務める平井 諒さんが特別にピッチングを披露するという、うれしいサプライズが! マウンドの周りに集まった子どもたちは、至近距離で観るプロの投球に興奮を隠せない様子。肩慣らしから徐々に球速を上げ、「それでは行きます!」と宣言すると矢のような速球を3連投! あまりの迫力に、子どもたちと保護者からどよめきのような歓声が上がりました。

ここからは3チームに分かれ、いよいよアカデミーのスタートです。プロも使う練習場でネットスロー、ティーバッティング、ストラックアウト、ベースランニング、ピッチングをローテーションで体験しました。
ネットスロー
ネット中央のつば九郎マークを目がけて投球! 顔を上気させ、休むことなくボールを投げ続ける子どもたちの姿は気迫充分。コーチから「ボールを持った腕が頭の上を通るように投げてみて」「おへそがまっすぐ前を向くように意識しようか」と具体的なアドバイスを受け、ストライクを連発する子も! 保護者からは「普段は肩を動かすのが難しく、野球の経験もありません。今回、特別なチャンスをいただいたので、これをきっかけにスポーツに前向きに取り組んでもらえたら」との声もいただきました。


ティーバッティング
スタンドに置かれたボールをバットで打つ、打撃練習にチャレンジ。度会 博文ヘッドコーチがお手本を見せながらスイングを指導すると、みるみる飛距離が伸びていきました。小柄な子には軽いバットを勧めたり、車椅子の子が打ちやすいようティー台の高さを調節したりと、きめ細やかなサポートのおかげで、誰もがバットにボールを当てる喜びを味わうことができました。

ストラックアウト
ボールを当てて、9枚のパネルを打ち抜くピッチングゲームでは、子どもたちも大はしゃぎ! どちらが多くのパネルを抜けるか2人で競い合ったり、3枚抜きにチャレンジしたり、思い思いの挑戦を楽しんでいました。コーチから「いいよ、センスあるよ!」「あと1枚!!」と声がかかると、子どもたちの表情もグッと真剣に。保護者からは「ボール投げが得意で、支援学級でもよく褒められているようです。褒められるとやる気が出るのか、今日はいつも以上に頑張っていますね」というコメントもありました。


ベースランニング
ホームベースから1塁、2塁とベースをしっかり踏んで走り、ダイヤモンドをぐるっと1周。走るのが得意な子も、保護者に支えられながら走る子も、ゴール時にはみんな笑顔になっていました。一生懸命に走り抜いた子を、他の子どもたちが拍手やハイタッチで迎えるシーンも。お互いをたたえ合うスポーツマンシップも育まれたようです。


ピッチング
マウンドに立ち、キャッチャー目がけてピッチング。「最初に投げたい人!」とコーチが問いかけると、次々に手が挙がりました。室内球技場とはいえ、マウンドからの距離は野球場と同じく18.44m。こんなに長い距離でも、中にはキャッチャーにボールが届く子も!たとえ届かなくても、プロと同じマウンドに立ってボールを投げる経験にワクワクしたようで、みんな笑顔をのぞかせていました。
新たな挑戦が子どもたちの自信につながる
すべてのメニューが終わると閉会式へ。「楽しかった人!」という問いかけに、みんなそろって笑顔で挙手! 保護者からも「頑張ったね」「来て良かったね」というねぎらいの声が上がっていました。レポートでは、前回に続いて2回目の参加となる吉次さん親子、今回初めて挑戦した梅田さん親子と、さらに度会ヘッドコーチのインタビューをお届けします。

【参加者インタビュー①】吉次 楽くん・聖志さん親子
▶︎楽くん関連記事は、こちら
― 楽くんは、2回目の参加だそうですね。どうでしたか?
参加者本人:楽くん
バッティングが楽しかった! いっぱい飛んだから。
― 前回よりも上手にできましたか?
うん! 練習してきた。
― 野球選手では誰が好き?
吉村貢司郎選手(東京ヤクルトスワローズ所属)!
― また参加したい?
楽くん:うん!
― お父さんにお伺いします。前回参加してから、楽くんのスポーツに対する向き合い方は変わりましたか?
父:聖志さん
野球はチームスポーツです。上達することも大事ですが、みんなと一緒に野球をするという挑戦が自信につながっているように感じます。
― 2回目となる今回、再び参加を申し込まれたきっかけを教えてください。
今回は本人の「参加したい」という希望があって申し込みました。このように意欲を引き出していただき、また息子を応援する機会を作っていただき、本当に感謝しています。これからも、息子の挑戦を後押ししていきたいですね。

【参加者インタビュー②】梅田 芽依ちゃん・里恵さん
― 芽依ちゃんは、初めての参加でした。どうでしたか?
参加者本人・芽依ちゃん
楽しかった!
― ベースランニングを最後まで頑張って走っていましたね。
疲れた。ごはんが食べたい!
― お母さんにお伺いします。今回、参加を申し込んだきっかけを教えてください。
母:里恵さん
従兄が野球をやっていて、大会に応援に行くことも。その姿を見て、自分もやってみたいと思ったようです。
― 芽依ちゃんは、足が不自由だと伺っています。
普段は車椅子で生活しています。まだ歩けるようになってから日が浅く、今日は初めてと言っていいくらい長い距離を走りました。いつもは途中で「もういい」と諦めてしまうのですが、本当に頑張っていて、表情もいきいきしていましたね。
― 今後、芽依ちゃんにはどんなことに挑戦してほしいですか?
これからも体力をつけていき、いずれはしっかり歩行できるようになれたらと思っています。今回は、体を動かすいいきっかけをいただきました。ありがとうございました。

【ヘッドコーチインタビュー】東京ヤクルトスワローズ ベースボールアカデミー 度会 博文さん
― 第2回「O-EN KIDS チャレンジ – 野球アカデミー」を終えた感想をお願いします。
本来なら神宮球場で思いっきり野球を体験してもらう予定でしたが、あいにくのお天気でしたね。でも、室内でも打ったり投げたり走ったり、元気な姿を見せてもらえてうれしかったです。前回来てくれた子もいて、成長を感じました。
― 約1年ぶりの開催となりますが、子どもたちを指導する上で意識されたことはありますか。
指導方法は前回と変わっていません。僕らは普段から「東京ヤクルトスワローズ ベースボールアカデミー」の幼児コースで、小さなお子さんの指導を行っています。今日来てくれた子どもたちに対しても、同じように元気に楽しく参加してもらうことを第一に考えました。野球はやるも良し、見るも良し、応援するも良し。とにかく楽しんで、野球を大好きになってもらいたいと思いながら、子どもたちに接しました。
― 度会さんがプロ野球選手になった1990年代と今とで、障がいのあるお子さんと野球の関わりに変化はありますか?
大きく変わりましたね。1990年代にも子ども向けの野球教室はありましたが、障がいを持つ子を対象にした教室はあまりなかったように思います。今はこうした取り組みが増えたことで、挑戦する子もとても多くなりましたよね。非常に良いことだと思いますし、僕らも積極的に応援していきたいと思っています。
― 子どもたちが熱心に取り組む姿を見て、どう感じましたか?
僕はティーバッティングのコーチを担当していたのですが、ふざけて「疲れたらお父さんやお母さんに代わってもらうからね」と言ったんです。でも結局、子どもたちが時間いっぱいまで打っていて、保護者の方は出る幕なしでした(笑)。そうやって夢中で野球に取り組む姿を見ると、挑戦することの大切さをつくづく感じましたね。僕らももっとチャレンジしなきゃいけないなと思いました。

広がり続ける「挑戦」と「応援」の輪

イベントには、オープンハウスグループの若手社員もサポーターとして参加しています。子どもたちが熱心に野球に取り組む姿に触発され、スタッフも徐々にヒートアップ。「もうちょっと! 頑張ろう!」「あと一球!」と大きな声援を送っていました。子どもたちの挑戦から応援の輪が広がっていく、まさに「O-EN HOUSE PROJECT」の理念を体現するイベントだったと言えるでしょう。
2025年1月に始動した「O-EN KIDS チャレンジ」では、野球アカデミーの他にも、陸上アカデミーや車いすバスケアカデミーといったスポーツ体験イベントを開催しています。オープンハウスグループは、これからも「挑戦する人を応援する」という理念のもと、スポーツを通じてさまざまな取り組みを続けていきます。
誰かの「かなえたい」を応援したい。
がんばる皆さんの想いに寄り添うサポート活動、
それがO-EN HOUSE PROJECTです。
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