東京ヤクルトスワローズが開幕から躍進を続けている。就任1年目の池山隆寛監督(60)は、ファンの応援に背中を押されながら指揮を執っている。球団のトップスポンサーを務めるオープンハウスグループが、オフィシャルスポンサーに就任して今年で10周年。10年を振り返るとともに勝利への思いを語った。
(取材構成・赤尾裕希、撮影・長尾みなみ)
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池山隆寛
1965年生まれ、兵庫県出身。1983年にドラフト2位で入団。
「ブンブン丸」の愛称で親しまれた黄金期の長距離砲。長年二軍で若手を導いた手腕を活かし、今シーズンより東京ヤクルトスワローズの監督として熱い指揮を執り、チームに新たな時代を築く。1965年生まれ、兵庫県出身。1983年にドラフト2位で入団。
「ブンブン丸」の愛称で親しまれた黄金期の長距離砲。長年二軍で若手を導いた手腕を活かし、今シーズンより東京ヤクルトスワローズの監督として熱い指揮を執り、チームに新たな時代を築く。
――オープンハウスグループが2016年に球団のオフィシャルスポンサー(現在はトップスポンサー)に就任してから10周年を迎えた
「もう本当に感謝でしかありません。そういう方々の応援があって、バックアップをしていただいて、スワローズがすごく愛されているなというところをすごく感じます」
――オープンハウスグループからのサポートはどう感じている
「やっぱり応援してくださる規模の大きさもすごくて、神宮球場の一番目立つ時計の横に広告を出していただいたり、帽子やヘルメットにマークがついたりと、応援していただいているものの大きさをすごく感じています」
――2022年には日本選手最多となるシーズン56本塁打を放った村上宗隆内野手(現ホワイトソックス)に「3億円の家」を贈呈するなど、話題を呼ぶ企画を実施してきた
「選手が思い切ってプレーして、活躍ができる場にしていただいたと思いますし、選手たちの励みにもなっていると思います」。
――神宮球場のバックスクリーン上部にある同グループの看板(またはスタンドに設置されている特設エリア)に打球を当てたら「東京の家」をプレゼントする「オープンハウス・ホームラン賞」を実施。池山監督は現役時代だったら当てられるか
「いやあ、あそこまで飛ばすためには、普通に場外まで飛ばせる力がなければ到底難しいなと。自分ができるとは思えないかな(笑)。難しい。常時、場外を打てる人じゃないと難しいと思います」
――通算304本塁打を誇る。現役時代、一番飛んだと思う本塁打は
「一番飛んだ打球でも、神宮の左中間席のコンコースとの出入り口ぐらいまでじゃないかな?会心の当たりでもそこまでかな」
――ヤクルトファンからの応援は現役時代から受けているが、どう感じている
「本当にいつも温かい声援を送ってくれますし、応援のレパートリーも多い。傘を振って応援をするという歴史もあって、ファンの方々の応援ですごい力をいただいていますね。さらに、今年はね、一番最後に私の現役時代の応援歌を流してくれていて、試合に勝った後に聴く応援歌というのはまた特別感がありますね」
――現役時代は、優勝したときや現役引退の際に右翼フェンスをよじ登ってファンと交流したこともあった
「やっぱりファンあってのプロ野球。われわれが活躍する姿とファンの皆さんの応援が一体となることで、チームの力もどんどん増していくと思っています」
――「ファンの方を大切にする」という考えに至ったきっかけは
「キャリア晩年、(2002年限りで)引退する前に、あの暑かった戸田球場に行列を作って応援しに来てくれていたんです。そのときにファンの皆さんの力を一番感じましたね。やっぱり応援してくれる人を大事にしないといけないなと。あと、ヤクルト球団50周年を記念したドリームゲームが行われたときに(19年7月11日)、野村克也さん(故人)が、当時の衣笠剛社長(故人)に『やっぱり、このファンを大事にしないといけないよ』と言ったのを直接、間近で聞いたので、より一層ファンの皆さんを大切にしないといけないなと感じましたね」
――ファンは背中を押してくれる大きな存在
「そうですね。引退試合のとき(02年10月17日、対広島、神宮)に『必ず皆さまの前に戻ってきます』と言わせてもらった。監督に就任して、神宮の満員のスタンドの中で指揮を執りたいという思いが一つの夢であり、願望でもありました」
――今季はチームの躍進もあって、神宮球場も満員の日が続く
「負けても勝っても多くの方に来ていただけることは本当にうれしいですね。勝ち試合をたくさん見せられると一番いいのですが、一試合一試合、その日スタンドに来ていただいたファンの方にいい試合を見せるのがわれわれの役目だと思っています。勝負の世界なので、勝ち負けはつきますけど、たくさん勝ち試合を見せられるように頑張っていきます」
――オープンハウスグループが球団のオフィシャルスポンサーに就任して10周年の節目のシーズン。どういう野球を見せたい
「10周年の節目で、その年ごとに、歴史や思い出に残る試合や戦い方があると思います。まだまだもがいてる選手もたくさんいますが、また新しい野球を見せられたらいいなと思っています」

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